資金計画の考え方
夢のマイホームを手に入れる為にまずは...資金計画のお話。
家づくりを考え始めたら、まず展示場めぐりを始める方が多いと思います。 綺麗で、豪華な展示場を見ると、夢が膨らみますよね!あれも欲しい!これも欲しい! それで、膨らんだ夢を金額に変えると、予算が大幅にオーバー!おまけに土地を買うと、びっくりする金額に!家ってやっぱり高いから買えない!ってことで、あきらめられる方もおられます。でも、ちょっと待ってください!家づくりに後悔しないで、着実な実現に向けて歩んでいくためには、手順があります。それをみなさんにお教えいたします。ぜひ、参考にして、夢を実現してください!
- 家づくりのための総予算を知る
資金計画の始めにおいては、まず総予算をいくらにするのかが重要になります。
土地から必要な方の場合と、建て替えの方の場合の2通りについての総予算を、簡単に説明した表です。
要は、「建物費用+土地費用+建物以外の諸経費」もしくは「建物費用+解体費用+仮住居費用+建物以外の諸経費」ということなんです。このなかで、「建物以外の諸経費」は家具家電購入費や引越し費用を除くと、建物費用の1割ぐらいになります。
ここでいう「建物費用」は、住めるまでに掛かる費用のことです。そうすると、建物と土地に掛かる費用をどのようにバランス配分を取るかが、大事になります。予算は無限ではないので、どこかで妥協点を探さないといけないのです。
- 家づくりのための調達資金は?
総予算を把握したら、次に考えることは、建物資金の調達です。 調達方法は大別すると、自己資金か住宅ローンしかありません。 なので、自己資金としていくらまで出せるのかを調べてください!
- 家づくりのための住宅ローン支払い計画は?
自己資金の把握が終われば、残りは住宅ローンにいくらまでなら掛けられるのかを知ることです。
それを知る方法は二つあります。
一つ目は、家賃です。
現在、家賃等を支払っておられるなら、それをそのまま住宅ローンにまわす方もおられますし、ひょっとしたら、現在の家賃が高いので減らしたいという方もおられますよね。どちらにしても、家賃が目安になります。
二つ目は、捻出金です。
現在の手取り年収から、家賃・食費・光熱費・各種保険費・交通費・交際費・未来への投資費用等の必要最低限の費用の合計を引いた金額が、住宅ローンにまわせる捻出金です。いくら残りそうかを必ず確認してみてください。
- 資金計画の考え方・まとめ
- 家づくりには、どのような費用が掛かるのかを知ること。
- 家づくりのための総予算を概算で決める。
- 家づくりに投資できる自己資金は、いくらあるのかを把握する。
- 家づくりに銀行ローンを採用する場合、ローンにいくらまでなら借りられるのかを確認する。
- 銀行ローンの支払い計画に、無理がないかを考える。
- 家づくりの総予算を確定する。
- 実際に、建物や土地等を調べる。
限られた予算内で、満足のいく家づくりを行なうには、上記の考えで計画を立てるのが良いと思います。 それによって、予算の上限下限はいくらなのか?いくらまでなら無理なく住宅ローンが支払えるのか?建物を重視するのか、土地を重視するのか?建物を重視するのならば、どの部分にいくらまで費用をかけようか?などの計画が立てられるようになるのです。